接触事故の被害者から無茶ぶりされた友人の話
その日友人は日々の疲れもあって眠気がなかなか覚めなかったそうです。そのような状態で車を運転していた彼が悪いのですが、急な車の飛び出しに反応できずに接触事故を起こしてしまいました。
相手の車には年配の女性が乗っており、ぶつかった衝撃で首を少し痛めた様子でした。直ぐに警察を呼んで現場検証をしてもらった結果、交通事故を起こした交差点は友人側に一時停止の義務があり、それを見逃したことが主な原因と判断されたのです。
幸い女性には大きな怪我も見られず、淡々と現場検証に立ち会っています。友人も自分に否があることは承知していたので、女性にお詫びして保険で対応することを告げたのです。友人は加入している保険会社に連絡して対処を依頼しました。そして事故から数週間経ったある日、思いがけない連絡をもらうことになったのです。
保険会社の話では女性が1週間も経ってから入院して、多額の保険金を要求していると言う内容です。さらに入院にかかる差額ベッド代や食事代まで保険会社に請求しているとの話でした。もう終わった話だと思っていた友人はビックリです。これからどうなるのか不安で一杯でしたが、ここは保険会社に任せるしかないと考えたそうです。
それから1ヶ月して保険会社から、全ての処理が終わったとの報告がありました。なんでも保険会社の弁護士が彼女の夫と話しをしたところ、ゴネることなくすんなりと処理が完了したそうです。つまりゴネていたのは彼女ではなく、夫の方だったので弁護士が直接話をすることで直ぐに解決となったのです。やはり交渉は交渉のプロが一番ですね。
Posted 2017/04/14
ピックアップ記事一覧へ